クリニカルスペシャリスト(クリティカルケア製品担当 2018年入社)

1. なぜ東機貿を選んだのか

 助産師・看護師として、大学病院のNICU(新生児集中治療室)で働いていました。NICUに入るあかちゃん達にとって優しいケアをしたい。それには、直接ケアをする病院のスタッフだけではなく、あかちゃん達に使用する製品に関わる人たちのサポートがなければ、よいケアをすることはできないと感じることが多くなったことがきっかけです。元々助産師の道に進んだのは、出産の場に立ち会った時に生まれてすぐに自分で呼吸しだしたあかちゃんに感動した経験でした。NICUの管理やケアのなかでも呼吸管理に取り組んできたため、これからも新生児の呼吸管理に携わりつづけたいと考え、企業を探している中で、東機貿をみつけました。

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2. 現在の仕事内容

前職での経験を活かし、マーケティング部でクリニカルスペシャリストとして新生児小児用人工呼吸器と経皮ガスモニターに携わっています。どちらの製品も海外製品であるためメーカー対応がありますが、製品全体を担当するプロダクトマネジャーが対応しています。その者と連携しながら、私はクリニカルスペシャリストとして営業職と同行して臨床面からの営業サポートを行ったり、医療従事者の方々へ製品の情報提供や使用方法の説明などを行っています。医療従事者の方々からは、他のご施設での製品の使用方法以外に、NICUでのトレンドや一般的な管理などについても質問を頂くことがあります。その際は、これまでの自身の経験や他のご施設での管理・ケアの実際も踏まえながら、対応しています。また、営業職が製品をPRしやすく、医療従事者の方々には製品を使いやすいよう、様々なツールの作成なども行っています。

3. この仕事をしていて一番印象深かった出来事

入社時は、現在担当している新生児小児用人工呼吸器の新モデルのリリース準備に段階でした。リリース準備と並行し、臨床ではその人工呼吸器の現行モデルは使用したことがなかったため、製品を一から知ることからスタートしました。これまでは製品を使用するあかちゃんに直接関わりながら製品を知っていくスタイルでしたが、入社後は社員やユーザーの方から聞く情報とペーパー上の情報から製品を知ってスタイルとなり、なかなか製品が臨床の実際と結びつきづらく、大変でした。ようやくリリースした後はヒアリングのみの限られた情報のみだったため、どのように役立つ呼吸器なのかペーパー上のことでしかありませんでした。そのため、まだ製品のことを表面的にしかわかっていないような感覚がありました。そんななか、実際に使用しているあかちゃんの様子を直接目の前で見させて頂く機会がありました。楽そうに呼吸し、気持ちよさそうに寝ているあかちゃんを見てホッとしたと同時に、リリース前からやってきたことがすべて繋がり、担当製品をもっと踏み込んで知れたような、貴重な経験ができました。

4. 実際に働いてみて実感している、東機貿の魅力や雰囲気

新卒・中途関わらず、新しく入ってきた人に対してウェルカムであり、アットホームな雰囲気のある環境だと感じています。困ったときはいつでも聞ける雰囲気があり、丁寧に教えてくれる人が多いかと思います。そういった点で、働きやすい環境だと思います。

5. 応募を検討している方へのメッセージ

製品だけを見るのではなく、その先の医療従事者や患者様のことをみて、考えて、行動できる方に来ていただけたらと思います。最初は求められる専門知識を学ぶことが大変かもしれませんが、そのような方であれば、どのような姿勢で製品に携わっているか医療従事者の方々に伝わり、より深い知識や経験を積んで、成長していけるのではないかと思います。