テクニカルサービス(2011年入社)

1. なぜ東機貿を選んだのか

大学で機械工学を学び、前職では医工学分野の実験や装置設計、データ解析などの研究補助を行っていました。整備や修理というかたちで機械にかかわりたいと考え、また前職の経験から医療機器に興味を持っていたところ、東機貿の技術職求人がどちらの条件とも合っていたため応募しました。

2. 現在の仕事内容

私は主に人工呼吸器の保守、修理を行っています。テクニカルサービス部では他に手術用の無影灯や手術台、ICUベッドといった病院設備、また電気メスや産婦人科で使用されるインキュベーターなどの修理も行います。人工呼吸器の内部にはバッテリーやフィルターのように一定期間で交換する必要がある部品が組み込まれています。保守作業では製造元の指示に基づき部品の交換、校正、点検を行い、器械をより安心安全に使用できるようにしています。保守点検や修理はお客様のもとへ伺うこともあれば、器械を引き上げて社内で行う場合もあります。社内作業の日でも、緊急の修理依頼があれば予定を変更してすぐに向かうことになります。現在の作業進捗を把握し、臨機応変に対応していく必要がありますが、毎日同じ仕事ということが少ないとも言えます。

3. この仕事をしていて一番印象深かった出来事

以前より何度か訪問していた施設のお客様から故障の連絡があり、修理や保守に必要な部品を準備して急ぎ向かったことがあります。内部を確認したところ原因が判明し修理を行いましたが、その際稼働時間が保守をおすすめしている時期を過ぎていることがわかりました。装置の他の部分についても故障する可能性があり、予防保全の必要性をお話ししたところ保守作業についても承諾を得ることができました。お客様のお話しや考えをきちんと伺い、器械を安心して使っていただけるような技術、サービスを提供できるよう心掛けていきたいと思っています。

4. 実際に働いてみて実感している、東機貿の魅力や雰囲気

直属のリーダーは勿論、上司や他の社員にも疑問質問があればすぐに訊ねることができる環境だと思います。テクニカルサービス部は20代から60代まで幅広い年齢の社員が在籍していますが、仕事のことは気軽に相談できますし、修理でつまずいているときは助言をもらえます。

5. 応募を検討している方へのメッセージ

お客様とお話しする機会が多いので、コミュニケーション能力が高い人の方が向いているのだと思います。工具カバンを常に持ち歩くような仕事柄、工具類を触ったことがあるとやりやすいと思いますが、新人研修もきちんとあります。取扱い製品のバージョンアップや新製品発売など、日々知識と技術を磨く必要のある仕事です。